痛くない虫歯治療|市川市の歯医者|下総中山アール歯科

駐車場4台 / キッズスペース / バリアフリー

天然歯の保存にこだわり

歯科医師臨床研修 指導医 / 新井小学校 校医

初診予約・お問い合わせ

047-321-4118

千葉県市川市鬼高3丁目27-1(NTTドコモ市川インター店隣)

痛くない虫歯治療

虫歯の症状に適した低侵襲な治療のご提供に努めております

低侵襲虫歯治療

下総中山アール歯科では、患者さまの大切な歯の保存を第一に考え、極力手を加えない低侵襲な治療を軸に、虫歯の症状に対して的確な治療のご提供に努めております。

虫歯の状態と適切な治療法について

虫歯は歯科用語で「カリエス(carious)」と言い、虫歯の段階はカリエスの頭文字Cと度合いを表す0~4の数字を組み合わせたC0~C4の5段階で表されます。以下では、下総中山アール歯科が虫歯の段階別に実施する処置や対策をご紹介いたします。

【C0】【C1】初期虫歯

初期虫歯C0(シーオー)は虫歯菌が出す酸によって歯が溶け始めた「脱灰」と呼ばれる状態です。この状態であれば、歯を削るなどの処置は必要ありません。歯質を修復する「再石灰化」を促すことで正常な状態に戻すことができます。

また、一つ段階が進んだC1(シーワン)はエナメル質が虫歯になっている状態です。症状や患者さまのご要望によっては、最小限の切削後に小さな詰め物での処置を行いますが、基本的にはC0と同じ処置で症状を改善いたします。

フッ素塗布で歯を強くする

フッ素塗布

濃度の高いフッ素を歯面に塗布することで、虫歯菌への抵抗力を高めることができます。また、フッ素には歯の修復機能である再石灰化を助ける働きがあるため、脱灰などの虫歯の初期症状に効果的です。

歯磨き指導でケアの向上

歯磨き指導

虫歯の予防や悪化を抑えるためには、毎日の歯磨きがとても重要です。初期段階の虫歯であれば、適切なブラッシングをはじめ、フロスや洗口剤などで徹底したケアを実践することで再石灰化を促し、症状を改善できることもあります。

PMTC

PMTC

歯科医院で受けるプロフェッショナルケアです。歯磨きでは取り除くことができないバイオフィルムや歯石の除去が行えます。歯面を滑沢に仕上げて汚れの再付着を抑えることで、虫歯の予防・症状の悪化を防止します。

【C2】象牙質の虫歯

象牙質の虫歯歯のエナメル質を溶かし、内部の象牙質にまで虫歯が進行した状態です。象牙質には知覚が存在するため、冷たい物などがしみたりします。神経や血管が収まる歯髄の周辺の象牙質にまで虫歯が進行すると、痛みも強く伴うようになります。

象牙質はエナメル質に比べて柔らかく、虫歯の進行が早いため、できるだけ早めの処置を心がけています。痛みを伴う可能性がある場合には、事前に麻酔注射を行いますので、どうぞご安心ください。

痛みを抑えた麻酔(治療)について>>

う蝕検知液で的確な切削

う蝕検知液

できるだけ最小限の切削で処置を終えるため、う蝕検知液を使用して虫歯感染歯質の染め出しを行います。健康な歯質と感染歯質の境目を視認することが可能となり、無駄な切削を抑えることができます。また、見落としがちな細部の虫歯の取り残し防止にも効果的です。

拡大視野での精密処置

拡大視野

マイクロスコープや歯科拡大鏡で視野を拡大し、精度の高い処置を実施します。治療患部を拡大することで健康な歯質と感染歯質をしっかりと見極め、的確な切削を実現します。肉眼では判断が難しい細部の虫歯の早期発見・早期治療にも有効です。

エキスカベーターでの切削

エキスカベーター

虫歯に感染した歯質は軟化するため、通常のドリルで最後まで処置を行うと削り過ぎてしまう恐れがあります。当院ではできるだけ健康な歯質を残すため、手動のエキスカベーターと呼ばれる器具を使用して、じっくりと時間をかけた丁寧な切削を実施しております。

ドッグスベストセメント

ドッグスベストセメント

高ミネラルの殺菌効果によって、虫歯菌を不活性化するドッグスベストセメントを使用することで、通常よりも切削範囲を抑えて治療を行う事ができます。切削を抑えられることで、神経周辺でも痛みやしみを感じにくいというメリットがあります。

ADゲル

歯を削った後の修復の際には、殺菌効果の高い次亜塩素酸ナトリウムが主成分のADゲルを使用して治療患部の殺菌・消毒を行います。ADゲルの使用により、補綴物(歯の機能を修復するつめ物・かぶせ物など)の接着耐久性が高まり、虫歯の再発リスクを抑えることができます。

精度にこだわった審美治療

審美治療

切削後のつめ物・かぶせ物の治療では、保険適用から自費診療までと豊富な素材や治療法をご用意しております。見た目はもちろんですが、再発しづらいこと、快適な咀嚼ができる事にこだわった精密なつめ物・かぶせ物の製作に努めております。

つめ物・かぶせ物(審美治療)について>>

再発した虫歯を保険適用のCR(コンポジットレジン)インレーで治療した症例

CRインレー症例

①過去に治療した歯が痛むとのことでご来院された患者さまです。当該歯には、銀歯が入っています。

CRインレー症例

②周りの歯を傷つけないよう、丁寧に銀歯を外しました。詰め物の内側に虫歯を確認。

CRインレー症例

③できるだけ健康な歯質を削らないよう、丁寧に虫歯を取り除き、詰め物との適合性を高めるため、形を整えました。

CRインレー症例

④院内にて製作したCRインレーを装着後、咬み合わせを調整して治療完了です。

年齢/性別 35歳 女性
治療期間 約1週間
治療回数 2回(印象、セット)
治療費 約1,000円(保険適応)
リスク/注意点 ・経年による色調変化が起こります。
・部分的に過度な力が加わると欠けることがあります。

【C3】歯髄(神経)に達した虫歯

歯髄(神経)に達した虫歯C3(シースリー)は象牙質の虫歯がさらに進行し、歯の内部にある歯髄(神経や血管が収まる場所)にまで虫歯菌が到達した状態です。虫歯菌の感染によって、歯髄が炎症を起こしているため何もしなくても激しい痛みを感じます。

症状にもよりますが、神経の保存が可能な場合には覆髄処置を実施します。歯髄が保存不可能な場合には根管治療を実施し、かぶせ物(クラウン)で歯の形態を修復します。

MTAによる覆髄処置(歯髄温存療法)

MTA

感染状態にもよりますが虫歯菌が歯髄(神経や血管)に達した場合にも、できる限り神経を残すことを心がけています。神経を部分的に切断し、殺菌効果の高いMTAセメントで神経を覆う「覆髄処置」によって、虫歯菌の活動を止め、神経を保存します。これにより、将来的な抜歯リスクを軽減できます。

精密根管治療

精密根管治療

歯髄の保存が困難な場合には、歯内の感染物質を綺麗に取り除き、消毒・殺菌して症状の改善を図る「根管治療」を実施いたします。再発リスクが高い根管治療は、一つひとつの処置精度を高める事が成功の鍵となります。当院では、精密根管治療によって、再発防止、抜歯リスクの軽減に努めております。

精密根管治療ページ>>

MTAセメントを用いた歯髄温存療法(バイタルパルプセラピー)で神経を保存した症例​

【歯髄温存療法(バイタルパルプセラピー)とは】
神経が虫歯菌に感染したり、治療中に神経が露出したりなど、本来は全ての神経の除去が必要な症例において、細菌感染や炎症がない神経を部分的に保存するという治療法です。

▼以下では、当院で実施したMTAセメントを用いた歯髄温存療法(バイタルパルプセラピー)の症例をご紹介します。

生活歯髄断髄法(バイタルパルプセラピー)の症例虫歯を治したいとのことで来院された30代男性の患者さまです。

診査・診断の結果、全顎的に虫歯が確認できました。今回は冷水がしみるという左上4番目の治療を実施致しました。

生活歯髄断髄法(バイタルパルプセラピー)の症例

治療を行う左上4番目のレントゲン画像です。歯の手前部分に小さな虫歯、そして奥側には大きな虫歯が確認できました。

生活歯髄断髄法(バイタルパルプセラピー)の症例

虫歯部分を切削している際に神経が露出したため、歯髄温存療法(バイタルパルプセラピー)の一つである直接覆髄を実施し、仮歯を装着しました。神経を部分的に取り除き、親和性の高いセメントで密封する直接覆髄によって大部分の神経を保存することができます。

生活歯髄断髄法(バイタルパルプセラピー)の症例

歯髄温存療法(バイタルパルプセラピー)実施より3ヵ月後のレントゲン写真です。痛みなどもなく、良好な状態のため、最終的なかぶせ物を製作いたします。

生活歯髄断髄法(バイタルパルプセラピー)の症例完成したセラミッククラウンを土台の歯に装着し、最終的な咬み合わせの調整をして治療完了です。

年齢/性別 37歳 男性
治療期間 4ヵ月
治療回数 5回
治療費 VPT55,000円
ジルコニアセラミック143,000円
合計198,000円(税込)
リスク/注意点 ・歯髄温存療法(バイタルパルプセラピー)は失敗する場合もあり、神経を保存できない可能性もあります。
・かぶせ物は部分的に過度な力が加わると欠けたり、外れたりする場合があります。

【C4】歯根のみが残っている歯

歯根のみが残っている歯これまでの虫歯治療によって、歯茎より上に歯質がほとんど残っていない状態がC4(シーフォー)の虫歯です。この状態は多くの場合、神経を既に抜いているため、痛みなどを感じることはありませんが、内部では虫歯が進行しています。

一般的な症状であれば、もう一度根管治療を実施し、症状の改善を図ります。しかし、通常の根管治療で症状の改善が困難な場合には、歯根端切除やエクストルージョン法を実施、併用することで天然歯の保存を試みます。

歯根端切除術

歯根端切除術

歯根の先端部分に細菌が繁殖し、膿が溜まる「根尖病変」という症状の場合には、通常の根管治療では改善が難しいため、抜歯リスクが高くなります。当院では、抜歯を回避できる可能性がある場合に、歯肉を切開して歯根部分の膿の摘出と感染歯質の切除をする「歯根端切除術」によって、天然歯の保存に努めております。

エクストルージョン法

エクストルージョン法

歯肉より上に十分な歯質がない場合には、かぶせ物を装着しても長期的な安定が見込めないため、多くの場合抜歯と診断されます。しかし、当院では歯肉よりも下に残存する歯根を矯正によって引っ張り上げるエクストルージョンを行い、かぶせ物が安定する十分な歯質を獲得することで抜歯から歯を守ります。

エクストルージョンの症例はこちら>>

市川市にて歯の保存にこだわった適切な虫歯治療をご希望の方へ

適切な虫歯治療

下総中山アール歯科では、このように虫歯の症状に適した的確な治療のご提供を心がけ、大切な天然歯を極力削らない・抜かないよう努めております。市川市にて歯の保存にこだわった適切な虫歯治療をご希望の方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。

トップへ戻る