歯の土台ってなに??
投稿日:2023年9月12日
カテゴリ:スタッフブログ
皆さん、こんにちは。歯科衛生士の加瀬です。
まだまだ残暑が続きそうですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
体調にはお気を付けくださいね!
それでは、前回まで根っこの治療(根管治療)についてお話しさせていただきました。
今回は根管治療が終わった後の次のステップについてお話しいたします!
根管治療が終わった後はコアと言う土台を、むし歯を削って歯の無くなった部分に立てていきます。
このことを支台築造と言います。
支台築造のやり方
支台築造のやり方は大きく分けて2種類あります。
まず直接法と言って歯に直接材料を流し込み土台を立てていく方法
次に間接法と言って型採りをして出来上がったものを接着剤で着けていく方法があります。
コアの種類
コアの種類は3種類あります。それぞれの特徴などについてお話しさせていただきます。
まず、当院で行っている種類のご紹介をさせていただきます。
レジンコア
レジン(プラスチック)とファイバーポスト(グラスファイバーとレジンを合わせた芯棒)を組み合わせた方法になります。
【メリット】
・審美的である
・ファイバーポストがしなるため歯根が折れづらい
・保険適用のため比較的安価
【デメリット】
・稀に割れることや外れることがある
上記の方法は直接法になるため通常一回で終わる方法になります。
メタルコア
型採りをして金属で作ったコアを接着する方法です。
【メリット】
・金属のため非常に丈夫
・保険適用のため比較的安価
【デメリット】
・非審美的である
・金属が丈夫すぎて根っこが折れる可能性がある
・金属アレルギーを引き起こす可能性がある
・メタルタトゥー(歯茎に金属の色が移ること)になることがある
メタルコアはデメリットの方が大きいため当院では行っていません。
ファイバーコア
こちらも主に型採りをしてグラスファイバーで出来たコアを接着する方法です。
【メリット】
・審美的である
・グラスファイバーがしなるため歯根が折れづらい
・耐久性がある
【デメリット】
・保険適用外である
こちらの方法も当院ではあまり行われていません。
支台築造についてのお話は以上になります。
当院では患者様とのコミュニケーションを大切にしております。
どの治療方法になるかは患者様と相談して決めていくようにしておりますので、気になる方法、ご希望の方法などがあればお気軽にご相談していただければと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
暑い日が続きますので、体調を崩されませんようご自愛ください。
下総中山アール歯科 歯科衛生士 加瀬
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