歯周病菌が『アルツハイマー型認知症』の進行促進に関係!?!
投稿日:2020年10月9日
カテゴリ:スタッフブログ
皆さんこんにちは、気温も涼しくなり、金木犀の香りが秋を感じさせる季節になってまいりました🍂
昼夜の温度差に気を付けてお過ごしいただけていますか?
さて、先日メディアの発表で、
歯周病菌が進行性認知症、いわゆるアルツハイマーの進行を促進する。
というラットでの研究結果を発表されていました。
内容はの下記の通りです。
認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ(Aβ)」などの異常なたんぱく質が
長年、少しずつ脳に蓄積し、発症や症状の進行につながるとされる。
近年、歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、Aβが体内でつくられ
脳に蓄積することが解明されてきたが、蓄積の仕組みは詳しく分かっていなかった。
九大や北京理工大(中国)などの研究チームは、マウスの腹の内部に3週間、歯周病菌を直接投与して感染させ、正常なマウスと比較した。
その結果、歯周病菌に感染したマウスの脳血管の表面では、Aβを脳内に運ぶ「受容体」と呼ばれるたんぱく質の数が約2倍に増えていた。脳細胞へのAβの蓄積量も10倍に増えた。
暗い部屋に入れば電気ショックを受けることを学ばせた記憶実験では、正常なマウスは5分間、明るい部屋にとどまり続けたが、感染マウスは約3分で暗い部屋に入ってしまい、記憶力低下が裏付けられた。 一方、Aβを運ぶ受容体の働きを阻害する薬剤を使えば、感染した細胞内を通るAβの量を4割減らせることも確認できたという。
チームの武洲(たけひろ)・九大准教授(脳神経科学)は「歯周病菌が、異常なたんぱく質が脳に蓄積することを加速させてしまうことが明らかになった。歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性がある」と話す。(竹野内崇宏)
歯周病は認知症だけでなく様々な全身疾患を悪化させる要因の一つです。
歯周病(4mm以上の歯周ポケットがある)の有病率は、25~34歳で32.4%、45~54歳 49.5%、
65~74歳で 57.5%、と年齢が上がるごとに大多数の人が罹患していることがわかります。
若いから、、自分は大丈夫、、と思わずに早いうちから歯医者さんへ行って定期検診を受けることを
おススメします(/・ω・)/
下総中山アール歯科 納
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