前歯も保険でメタルフリーに CAD/CAM冠
投稿日:2020年9月3日
カテゴリ:未分類
こんにちわ、下総中山アール歯科です。
皆様はCAD/CAM冠という言葉を聞いたことありますか?
これは、金属を使用せずに歯科用CAD/CAM システムを用いた白い歯の被せ物であるハイブリッドレジン冠(CAD/CAM冠)の総称です。
一昔前までは、保険の被せ物はすべて金属しか適応していませんでした。
しかし、2014年より小臼歯(前歯と奥歯の中間ぐらいにある左右上下で8本ある歯)に対しては保険適用となりました。
そして、2017年には条件付きながら下顎第一大臼歯(下の前から6番目の奥歯)が保険適用になりました。
2018年には歯科金属アレルギーを持つ患者さんには、ブリッジでなければ上下6、7も適応になり、2019年には上の6番も保険適応となりました。
そして、今回の保険改訂(2020年9月)にて上下の前歯も保険でハイブリッドレジン冠を作ることが可能になりました。
しかし、セラミック等に比べてハイブリッド冠は土台の削除量が多いので、土台が小さい下の前歯等は厳しいかもしれません。
とはいえ、お口の中を保険外でなくても金属を使わずに治療することが可能な世界になってきたことは一医療従事者としてとても嬉しく思います。
鏡を見て前歯の裏が金属の方はこの機会に是非試してみることをお勧めします。
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