詰め物でむし歯の再発は防げるの!?予防におすすめな詰め物
投稿日:2023年6月5日
カテゴリ:スタッフブログ
皆様こんにちは!歯科助手の高橋です。
前回むし歯の修復方法についてお話しさせていただきました。
そこで今回は前回お話しきれなかったジルコニアとオールセラミックのインレー(部分的な詰め物)について詳しくご説明させていただきます!
まず、銀歯の下でむし歯になってきている可能があるというのはご存知でしょうか。
このように、保険の銀歯は治療してもむし歯になる可能性があります。
銀歯に使われている金属は材質上、ピッタリと作れないので隙間が生じます。
この隙間からむし歯菌が侵入することでむし歯が再発すると言われています。
痛みなどの症状が無くても、平均5~6年間でむし歯になっていることが多いです。
なので、詰め物の素材が重要になってきます。
その問題を解決したものがセラミックになります。
セラミックの特徴がいくつかあります。
①むし歯が非常に再発しづらい
②半永久に変色せずに綺麗
③害がなく、身体に優しい
の主に3つになります。
当院で取り扱っているセラミックインレー(部分的な詰め物)は下記の2種類になります。
ジルコニア
Before
After
むし歯再発予防:★★★★★
見た目:★★★★☆
割れづらさ:★★★★★
身体の優しさ:★★★★★
【長所】
・非常に割れづらいため、噛む力が強い方でも適応可能です。
・汚れが付きづらいので、むし歯の再発リスクが少ないです。
・金属を使用しないので身体に優しい素材です。
【短所】
・白色度が高いため、色が浮いてしまうことがあります。
オールセラミック
Before
After
むし歯の再発予防:★★★★★
見た目:★★★★★
割れづらさ:★★★★☆
身体の優しさ:★★★★★
【長所】
・汚れが付きづらく、むし歯の再発リスクが少ないです。
・天然歯のような透き通った審美性を再現出来ます。
・金属を使用しないので身体に優しい素材です。
【短所】
・噛む力が強い方や歯ぎしりをする方は割れることがあります。
インレー(部分的な詰め物)を長持ちさせるためにいくつか注意点があります。
①歯ぎしりや食いしばりで破損してしまうことがあります。
セラミック自体の劣化(寿命)ではなく、歯ぎしりや食いしばりによって破損するケースがあります。日頃から歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、リスクが高いので、睡眠時にはマウスピースを作ることをおすすめします。
②定期検診を受けて状態のチェックをしましょう。
オールセラミックもジルコニアもプラスチックが含まれていないため、年数経過による変色や劣化がしにくいものですが、永久に使えるわけではありません。定期健診を受け状態をチェックすることをおすすめします。
③毎日の歯磨きでお口のケアをしっかりとしましょう。
良い詰め物を入れても、その後の口腔ケアが疎かになってしまうと歯周病や新たに出来たむし歯によって抜歯になる可能性もありますので毎日の歯磨きや口腔ケアをしっかり正しく行っていきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
治療のことで分からないことや不安なことがありましたらいつでも聞いてくださいね!
下総中山アール歯科 歯科助手 高橋
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