食後の歯磨きのウソほんと
投稿日:2020年8月19日
カテゴリ:未分類
こんにちわ。下総中山アール歯科です。
今回は食後の歯磨きについての話です。
よく、患者様から聞かれるのが、
「先生、食後すぐに歯を磨くのってよくないんですよね?」
と聞かれることが多いです。
答えは「NO]です。
正しくは、条件付きで「NO」です。
えー、なんかテレビとかで前にいってたよ!!
そうです。そのように報道された事実もあります。
そもそも
食べた後は、お口の中は酸性に傾きます。それは、細菌が糖分を与えられると酸を出すためです。ステファンカーブと呼ばれるものであり、PH5.5以下になると歯の表面が溶け出します。
しかし、その後唾液の緩衝能によって通常約30分後には中性に戻ります。
そして、その報道に拍車をかけたのが、1900年代にアメリカであった人体実験が元になっています。
勿論、今では人体実験は禁止になっていますのであり得ない話ですが。。。
それは、何かというと、食後すぐに歯磨きをさせた群と、30分経ってから歯磨きをさせた群で統計を取った結果、すぐに歯磨きをした群は酸と歯ブラシの摩耗により多く歯が削れて無くなってしまったという結果が出ました。
そこで、大騒ぎになったのですが、その後にある重大な問題が出ました。それは、本当に食べた直後にお口の中のPHが低いまま(酸性に傾いているまま)ブラッシングをしていたことです。
どういうことかというと、お口の中が酸性に傾いている中でのブラッシングは酸で歯磨きをしていると同じことなのです。
では、そーすればいいのか。それは、一度お水などでよくうがいをしてPHを中性にしてあげてからブラッシングをしてください。
そうすれば、お口の中が中性になり、酸で歯磨きをしていることになならないのです。
時間に余裕がある時などは普通に30分後とかでももちろん良いのですが、どちらにせよ、食後にぐちゅぐちゅぺはしておいた方が無難ですね♪
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