接触感染と飛沫感染 安心安全な感染対策
投稿日:2020年9月24日
カテゴリ:未分類
下総中山アール歯科です。
さて、今回は接触感染と飛沫感染についてと感染対策についてのお話です。
ウイルス感染には、接触感染と飛沫感染があります。
飛沫感染とはマスク・うがいなどで予防するもので、ようは空気中に飛沫したウイルスが体内に入ることから起こります。
接触感染とはアルコール消毒や清掃などで対策しますが、どうしても不特定多数が触るドアノブ・エレベーターのボタン、 机の裏や手すりの隙間の拭き残しなど、日々の清掃には限界があり徹底するのは非常に難しく、 怠ると接触感染の感染源になってしまいその手でお口周りなど触ってしまいそこから感染してしまいます。
もちろん、医院内のあらゆる触れるもの診療台や椅子、受付周りなどスタッフでかわるがわる清掃には励んでいます。
そんな時に、行政も使用しているキノシールドという高性能な画期的な抗ウイルス・抗菌・防臭剤を紹介いただきました。
このキノシールドは酸化チタン(光触媒 TiO2)、銀イオン(Ag+)、可視光ゾル(Pt)などを組み合わせることにより、それぞれの触媒がもつ効果を相乗的に発揮させる画期的な抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。
それぞれの効果としては、
酸化チタン(TiO2)
紫外線を受けると化学反応を起こす光触媒です。光を浴びることでウイルスや菌を水と二酸化炭素に酸化させて分解する効果があります。酸化力は非常に強く、同じようにウイルスや菌を酸化分解する塩素の約3倍、過酸化水素約2倍、オゾンの約1.5倍の分解力があると言われています。
実は皆さんが普段何気なく使っていたり訪れている場所・施設で広く使われており、接触によってウイルスが蔓延することを防いでいます。
病院や救急車の車内、警察署の安置所、飛行機の機内、ホテルやオフィスなどで多く使用されており、感染の危険がある場所や人が密集しやすい場所で活躍しています。
銀イオン(Ag+)
銀イオンは微生物などの下等生物に対して抗ウイルス・抗菌性があります。微生物とは、狭義には細菌、菌類、ウイルスを指し、広義にはこれらに原生動物・藻類などを含めます。銀イオンはこれらの微生物に対して、極微量で細胞の活動を奪います(極微量作用)。また、酸素と乖離して生じる銀イオンは不安定な状況にある為、微生物の酸素と結びつこうとして微生物の細胞壁に付着し、細胞壁が破壊されて死滅します。また、細胞壁が強い微生物は細胞壁は破壊されませんが、プラスイオンが細胞壁に付着されてしまうとタンパク合成の阻害を起こして分裂できなくなり、微生物は動けなくなり増えることもできません(抗ウイルス・抗菌効果)。微生物の状態や銀イオンの濃度の状態によっては、「静菌作用」にもなります。
さらに、銀イオン(Ag+)は触媒として水をヒドロキシラジカルと水素ラジカルに分解し、そのヒドロキシラジカルがウイルスや菌の中に取り込まれることによって細胞壁を破壊します。したがって幅広いウイルスや菌に対して抗ウイルス・抗菌効果を期待することができます。
プラチナ(Pt)
可視光ゾルのプラチナは、ウイルスの侵入を防ぐだけではなく、ウイルス自体の活動を抑制し、不活化します。
流行しているノロウイルス(ネコカリシウイルスで代替試験)やA型インフルエンザをほぼ除菌し、大腸菌・黄色ブドウ球菌・肺炎桿菌・MRSAの試験で抗ウイルス・抗菌に有効であると証明されています。
プラチナ(Pt)は、金属類の中でもゴールドと同様に厚生労働省により食品添加物としても認められており、摂取しても体内に吸収されることはありません。
そして、このキノシールドのすごいところは菌やウイルスが付着して徐々に不活化されるところと、一年間効果が続くというところです。
施工実績としては、東京タワーや太秦映画村、マザー牧場、さいたまスーパーアリーナなどで施工されています。
そして、さっそく先週の休診日に建物内部(待合の椅子からスタッフ用のトイレ、窓ガラス、キッズスペースのおもちゃなど医院にある人の手に触るのもすべて)、全体に施工して頂きました。
作業は約半日かかりましたが、
気になる効果は。。。
待合の椅子
before
after
ドアノブ
before
after
と、効果絶大でした!
簡単に言うときれいか汚いは500が一つの目安で、マックス9999まであり、稀に5000とかはじき出すときもあるようです。
30以下が極めて清潔な状態とのことでした。
ちなみに、普通の飲食店の椅子やドアノブなどは最初から1000~を超えているのでとても優秀だと褒めて頂きました。
このように、目に見えないものが数字で目に見えるとすごい安心ですね♪
そして、今まで通りすべての患者様に診療開始前に次亜塩素酸水でのうがい(30秒間の洗口でコロナはもちろんすべてのウィルスを不活化させます。)は徹底してもらっていますのでお陰様で、安心して自分たちも患者様も迎えることができます。
これからも皆様に安心、安全な医療を診療を届けられるように頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。
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