精密根管治療ってなーにー?
投稿日:2023年7月25日
カテゴリ:スタッフブログ
下総中山アール歯科トリートメントコーディネーターの平野です!
前回は根管治療の流れについてお話ししました。
今回は自費根管治療についてお話しさせて頂きます!!
まず当院では根管治療は保険治療、自費治療の二つに別れます。
初めて根管治療を行う歯なのか、どこかの歯医者さんで根管治療を行い、再度行うのかで予後が大きく変わってきます。
上の日本と書かれた表は保険治療を表しています。
下の世界と書かれた表は自費治療を表しています。
基本的には青いゾーンの成功と書かれたところに入っていれば問題はないです!
ここで、皆さんに覚えておいて頂きたいことがあります。
それは、「根幹治療は無限ではないです。大体平均で3回根管治療を行うと抜歯になる」ということです。
初めてでも、2回目以降でも根管治療は大切になってきます。
ここからは、保険治療と自費治療の違いをお話ししていきます。
保険治療と自費治療の違うポイントは3つあります!
1つ目のポイントは、「感染対策」です。
保険治療では綿を挟んだだけで、根管治療を行うことが多いです。
自費治療では「ラバーダム」と言われる、お口の中で手術台を作り出せるものを使用します。
菌が根管内に入り込むのを阻止してくれます
2つ目のポイントは、「器具」の違いです。
保険治療では目視で行います。赤い器具は根管内をお掃除する器具になります。
40年以上前から同じ器具が使われています。
自費治療では「マイクロ顕微鏡」を使って行います。
金色の器具(ニッケルチタンファイル)は自費治療で使われる根管内をお掃除する器具になります。
「形状記憶金属」でテクノロジーの進化と共に良いものになっているものです。
目で見て根管を覗くのか、顕微鏡で見るのかはこんなにも大きく違います!!!
3つ目のポイントは、「お薬」の違いです。
保険治療では、レジン系シーラーというお薬を使っていきます。
根管治療の流れとしては、2つ目のポイントの器具で根管をお掃除していき、その後は液体の消毒薬で滅菌します。
その後に固形お薬を入れていきます。そのお薬がレジン系シーラーという名前です。
みなさんに覚えて頂きたいのが、「収縮するお薬」です。
自費治療では、MTAというお薬を使用します。
MTAは「膨張するお薬」になります。
年数が経っても膨張してくれているので、菌が入り込める隙間がないです。
そのため再発する可能性が低くすることができます。
上記の写真のように治っていきます。
このようなことから、しっかりと感染対策を行うためにラバーダムとZOOを使用し、根管治療の確立を少しでもあげれるようにマイクロ顕微鏡とMTAを使用します。
皆さんに良い治療を届けられるように日々精進しています☆
気になる方は当院までお電話ください!!
次回は歯根端切除術のお話をさせて頂きます!
最後までお読み頂きありがとうございます。
暑い日が続いています。お体をご自愛ください。
下総中山アール歯科 トリートメントコーディネーター 平野
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