骨粗鬆症の早期発見に役立つ「パノスコープ」を当院で導入しています
投稿日:2024年11月6日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは、下総中山アール歯科院長の若林です
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨密度が低下して骨がもろくなる病気です。特に高齢の方や閉経後の女性に多く見られ、転倒や軽い衝撃で骨折しやすくなることから、日常生活に大きな支障が出る場合もあります。実は、この骨粗鬆症のリスクを歯科検診で早期に発見できる可能性があることをご存知でしょうか?
当院では、最新の技術である「パノスコープ」を導入し、歯科のパノラマX線撮影を活用して、患者様の骨粗鬆症リスクを早期に察知できるよう努めています。この記事では、パノスコープの特徴とそのメリットについて簡単にご説明いたします。
パノスコープとは?
パノスコープは、パノラマX線画像をAI(人工知能)で解析し、顎の骨密度を評価するシステムです。通常、歯科パノラマX線撮影では歯並びや顎の骨の状態を確認しますが、パノスコープを使うことで顎の骨密度もチェック可能になり、骨粗鬆症のリスクを早期に発見しやすくなります。
パノスコープのメリット
パノスコープは、単なる歯の検診だけでなく、全身の健康を支えるためのツールとして役立ちます。骨粗鬆症は腰椎や大腿骨だけでなく、顎の骨にも影響を及ぼすため、顎の骨密度が低下している場合には、他の部位でも同じく骨が弱くなっている可能性があるのです。以下に、パノスコープによる骨密度チェックのメリットをまとめました。
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早期発見と予防対策
顎の骨密度が低下している場合、骨粗鬆症のリスクが高い可能性があります。当院ではパノスコープによる解析結果をもとに、必要に応じて骨密度の詳しい検査を整形外科でしていただくことを推奨いたします。早期発見ができることで、予防的な対応が可能となり、骨折リスクの低減につながります。 -
歯科治療計画への活用
顎の骨密度がわかることで、歯科治療を行う際の安全性も高まります。例えば、インプラント治療を希望される場合、顎の骨密度が確認できると、より適切な治療計画を立てることができ、治療の成功率が向上します。 -
健康管理のサポート
骨粗鬆症は日々の食事や生活習慣の見直しでも予防可能です。パノスコープの結果をもとに、必要に応じて健康管理のアドバイスや信頼できるお住まいの地域の内科や整形外科に紹介状を出ささせていただきます。
当院でのパノスコープによる検診
当院のパノスコープ検査は、通常のパノラマX線撮影にプラスして行う簡単なプロセスで、特別な準備は不要です。従来の歯科検診と同時に、骨密度のリスクもチェックできるため大変おすすめです。
まとめ
骨粗鬆症のリスクを早期に発見できる最新技術「パノスコープ」を、ぜひ当院でご利用ください。歯科検診を通じて口腔内だけでなく、全身の健康維持に役立てていただけます。ご希望の方はお気軽にスタッフまでご相談ください。
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