歯周病と糖尿病の関係性をご存じでしょうか?
投稿日:2024年12月5日
カテゴリ:院長ブログ
歯周病と糖尿病の深い関係――医科歯科連携の重要性
こんにちは、下総中山アール歯科院長の若林です
現代の医療では、全身の健康と口腔内の健康が密接に関連していることが研究によって明らかになっています。その中でも特に注目されているのが歯周病と糖尿病の関係です。歯周病は歯肉や歯を支える骨を蝕む疾患で、進行すると歯を失う原因となるだけとお思いの方も多いかと思いますが、糖尿病とも密接に関連していることがわかっています。
歯周病と糖尿病――相互に悪影響を与える関係
歯周病があると、体内の炎症が慢性的に続き、血糖値をコントロールしにくくなることが報告されています。一方で、糖尿病が進行すると免疫力が低下し、歯周病の進行を促進するリスクが高まることがわかっています。このように、歯周病と糖尿病は相互に悪影響を与え合う「悪循環」の関係にあるのです。
医科歯科連携の必要性
このような背景から、歯科と内科の連携が最近では重要視されています。歯科医師が歯周病を早期発見し、適切な治療を行うことで糖尿病の管理が改善される可能性があるためです。また、内科医が糖尿病患者の口腔内健康に注意を払うことで、歯周病の早期予防が可能になることにもなります。
特に、糖尿病患者にとって歯周病治療は、血糖値の安定につながる重要なケアの一部と考えられています。
当院での取り組み――医科歯科連携を強化
当院では、歯周病と糖尿病の関係性を重視し、ヘルスリサーチ社とプロジェクトしてる当院の患者さまを対象に、無料で測定を実施しています。この検査により、歯周病のリスクがあるかを早期に把握することができます。
もし検査の結果、歯周病や糖尿病のリスクが確認された場合には、然るべき医療機関へ迅速にご紹介し、患者さまが適切な治療を受けられるようサポートしています。これにより、患者さまの全身の健康をトータルでサポートする体制を整えています。
まとめ――早期発見と連携が健康の鍵
歯周病と糖尿病は現代においては、単独で治療すべき疾患ではなく、医科歯科連携による包括的なアプローチが求められるようになっています。当院では今後も、地域のかかりつけ医として患者さま一人ひとりの健康を支える取り組みを強化してまいります。歯科と内科の連携がもたらす効果をぜひ実感してください。
お口のお悩みなどは市川市の下総中山アール歯科にお気軽にご相談ください。
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