歯並びと口呼吸
投稿日:2020年7月22日
カテゴリ:院長ブログ
下総中山アール歯科です。
先日、呼吸とあいうべ体操についてブログを書きました。
今回は、口呼吸と歯並びがどのように影響してくるかのお話です。
通常、安静時に舌は上顎の前のほうにくっついています。それが、下の歯の裏側など、本来の正しい位置に来てないと舌の筋肉が衰えたり、口呼吸が助長されることになります。
舌の正常な場所とは上顎の歯の内側に収まっているのが正常な状態で、頬っぺたの圧力とベロの圧力、筋肉の調和できれいな歯並びを創ってくれます。
しかし、口呼吸が癖になると舌が常に下がってしまい、頬っぺたの圧力が強くなります。
そして、結果的に頬の圧力が優勢になり上の歯列が内側に押されV字歯列になってしまうことにより俗に言う出っ歯になってしまいます。
そして、口呼吸により舌が下がることで口を開けている時間が増えると、下の顎が下方へと成長し、出っ歯や叢生、開咬等の不正咬合が生じ、更には顔貌も変わってきます。
特に幼少期のお子さんなどこれがとても顕著に出てきます。
そして、大人になったときには矯正治療で治すしか術がないのですが、小さな頃から正しい呼吸が出来ていることが歯列の列びに本当に重要になってきます。
ぽかんとお口を開けていたり、よくいびきをかいているお子さんは普段から口呼吸をしている可能性が大きいのでよく注意して見てあげて下さいね。
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